【かけがえのない友人の旅立ち②】

3月5日、午後3時10分にMさんが永眠した
との知らせを受けました。

遡ること数日前、先月の末に大学時代の友人Kさんから
私のSMSに何通にもわたり、
「Mさんの容態が悪化しあと数日もつかどうかの知らせを
受け、自宅に会いに行ってきたこと、
早く会いに行ったほうが良い」と書かれていました。

すぐにMさんのご主人I君(I君は同じ大学の後輩で、
友人Kも私も学生時代からの知己で、夫婦そろって友人です)
に連絡を取り、二日後に自宅に会いに行った時には、
前日から反応がほとんど無くなり寝ている状態。

I君が「Mさん、倫子さんが来てくれたよ」と呼びかけ、
私がベッドサイドから顔を覗き込み
「倫子よ、わかる?」と手を握りながら言ったら
目を急に大きく見開いて「あーー」としっかりとした
声を出してくれました。

「良くなったら、ハワイへ一緒に行こうね!」と言ったら
大きくしっかりと頷たり、手を握り返してくれるなど、
思った以上にしっかりとした反応でした。

呼吸が苦しそうだったこともあって、私は手を握ったまま
語りかけたり、I君から私達が2014年に友人Kの新居に集って以来、
なかなか会えずにいたこの4年間のことを聞いたりして、
小一時間を過ごしました。

クラニオのセッションは、1、2時間、ほとんど言葉を介在せず
ただ軽くクライアントさんに触れているだけですので、
相手の言葉が無くても『その人が今どういう状態なのか』を
私は手を通して感じることが出来ますし、私の手から得られる
感覚を私自身が確実に信じることが出来るものでもあります。

Mの手に触れた途端、「本当によく頑張ったね」
私は思わずそう口にしました。
Mは、昔から病院が大の苦手。
にも関わらず発病から6年に及ぶ闘病生活を、
愚痴を言わず、諦めず、生きることに前向きに
本当に精一杯頑張ったのだと感じました。

「じゃぁね、また来るね!」帰り際にそう言うと、
Mさんはずっと閉じていた目を大きく見開いて、
ウンと力強く首を縦に振ってくれました。

「今日は来てくださってありがとうございました。
会ってもらえて良かったです。また連絡します」と
別れ際にご主人のI君からそう言ってもらいましたが、
感謝するのはむしろ私の方でした。

Mさんに寄り添い最期を自宅で看取ることを決めたI君が
二人で過ごす本当に貴重な時間を、私たち友人やMさんの職場の
人たちににも分かち合って、彼女に会わせてくれたのですから・・。

ほとんど会話をすることはしなくても、彼女に会って触れ合う
こと出来て本当に良かった
そう思いながら私は帰路につきました。

(③へつづく)

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